Nexperia、次世代の低電圧アナログ・スイッチを発表

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Nexperia、次世代の低電圧アナログ・スイッチを発表

三月 05, 2024

Nijmegen -- 車載システムと産業システムの設計を簡素化

世界的な半導体メーカーのNexperiaは1.8V電子システムの監視/保護用4チャンネル/8チャンネル・アナログスイッチの新シリーズを発表しました。このマルチプレクサ・シリーズには車載アプリケーション用途のAEC-Q100準拠モデルと、センサー・モニタリングや診断、企業向けコンピューティング、家電製品などの幅広い民生/産業用アプリケーションに適した標準モデルがあります。

アナログ・スイッチを使用する際、スイッチへの電源供給に使用する電圧レベルでは制御回路が動作しないため、設計時に電圧トランスレータを追加するのが一般的です。NMUX1308スイッチとNMUX1309スイッチの制御ピンは電源電圧範囲に制限されずに動作するため、部品を追加せずにレベルシフトを実行することができ、基板面積とコストの削減につながります。

このスイッチ・シリーズにはシステム全体の安全性を高める追加機能が搭載されています。フェイルセーフ・ロジックが備わっており、システムのパワーアップ前に制御ピンにバイアスがかかるため、システムのパワーダウン後もバイアスが維持されます。そのため、アナログ・スイッチとシステム・マイクロコントローラー・ユニット(MCU)間の電源シーケンスが不要になります。パワーオフ保護機能により、システムのパワーアップ前にアナログ・ピンにバイアスがかかり、システムのパワーダウン後もバイアスが維持されます。そのため、アナログ・スイッチの電源シーケンスや、シグナル・チェーンの下のアナログ信号やADC回路に使用する各種電源レールに付随する制約がなくなります。NMUX130Xはこの2つの機能を搭載しているため、アナログ・スイッチのどのピンにも電源レールの逆電力が防止されます。

NMUX1308スイッチとNMUX1309スイッチは注入電流制御回路を内蔵しており、無効化した信号チャンネルで過電圧イベントが発生した場合にアクティブ・チャンネルの出力電圧シフトを5mV未満に抑制します。そのため外付けのダイオードや抵抗ネットワークが不要になり、基板スペースとコストの削減につながります。

NMUX1308スイッチとNMUX1309スイッチには8チャンネルとデュアル4チャネルがあり、標準(-40°C~+85°C)のバージョンと車載規格準拠(-40°C~+125°C)のバージョンがあります。パッケージはリード付きだけでなく、車載アプリケーション向けのAOI(自動光学検査)に適したリードレスも用意されています。

NexperiaのNMUX130Xアナログ・スイッチについて詳しくは以下のサイトをご覧ください。nexperia.com/analogswitches

Nexperiaについて

オランダに本社を置くNexperiaはヨーロッパの豊かな歴史を持ち、欧州、アジア、米国で15,000人以上の従業員を擁するグローバル半導体企業です。Nexperiaは必要不可欠な半導体の開発・製造におけるエキスパートとして、自動車、産業からモバイル、コンシューマ向けアプリケーションまで、世界のほぼすべての電子機器の基本機能を実現する部品を提供しています。世界のお客様に向けてサービスを提供しており、製品の年間出荷台数は1,000億以上に及びます。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能における効率性のベンチマークとして高い評価を得ています。Nexperiaは革新性、効率性、持続可能性、厳しい業界要件への対応に注力しており、そのことは充実したIPポートフォリオ、製品ラインナップの拡充、IATF16949、ISO9001、ISO14001、ISO45001規格への準拠に現れています。

Nexperia: Efficiency wins.

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